

| 今回の調査では、2001年に実施した第1回目調査以降初めて、高い避妊効果に対する満足度を抜いて、月経周期が安定することに対する服用者からの支持が最も高いことが明らかとなった。また、月経痛の軽減や月経量の減少に対する満足度も全年代で前回調査時より高まり、月経に伴う負担をOCが軽減し、その点を多くの服用者が高く評価しているという実態を再確認できた。
服用を開始する前には、依然として副作用や毎日服用しなければならない点、経済的な負担に対する不安があるものの、多くの項目において不安は減少傾向にあり、服用開始後には不安も解消され、OCは高い服用者満足度を示していた。また、服用を開始するきっかけとして高い避妊効果だけでなく、月経周期の安定やニキビ・肌荒れを改善したいという動機も「24歳以下」、「25〜34歳」で高まり、OCに関する避妊以外の利点(副効用)を含めた知識が普及しつつあることが伺えた。これは医師や看護師らと、服用希望者とのコミュニケーションが円滑になされていることも大きな要因と考えられる。『月経量が少なくなり、仕事など生活が楽になった』、『パートナーと避妊について話し合うようになった』など、OCはその服用者のライフスタイルにも少なからず良い影響を与えていることを再認識したとともに、今後もより一層多くの女性のライフデザインを支える需要なツールとして、普及していくものと思われる。
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OC情報センター・センター長、九州看護福祉大学・名誉学長 小林拓郎 |

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