OCIC

OC服用は卵巣癌等の予防にもよいと聞いたのですが、本当ですか?
OCは排卵を抑制することで卵巣癌を予防することが知られています。
また、女性特有の病気に対しても予防効果があるといえます。
現代の女性は、初経の早期化、初産の高齢化、また出産回数の減少により、月経回数が昔よりも増加しています。こうした幾度もの排卵による表層上皮の破綻と再生の繰り返しは卵巣癌のリスクにつながるため、現在、卵巣癌の増加がみられています。OCは排卵を抑制することで、卵巣癌の発症を抑えます。卵巣癌について、35μgを超えるEEを含有するOC服用歴のある女性の上皮性卵巣癌発症リスクが40〜50%低くなり、またEE35μg未満のOCでも予防効果があると報告されています。卵巣癌の死亡率は、OCの使用期間が長期化するのにともなって低下し、卵巣癌リスクの低下もOC中止後15年持続することも報告されています。卵巣癌は女性の悪性腫瘍の中でも発見が遅れがちで予後も悪いことからも、OCによる予防効果は高く評価されています。
また、子宮体癌について、症例対照研究で、OCの使用により子宮体癌リスクが50%低下することが示唆されています。これは3件のコホート研究および16件の症例対照研究による系統的レビューによって裏付けられました。
子宮体癌の死亡率もOCの使用によって低下し、しかもこの効果は5年後も認められ、使用中止10年後まで持続します。エストロゲン単独剤ではなくプロゲストーゲンとの配合剤であることが子宮体癌予防の役割を担っていると言われています。

女性特有の病気への効果 *1

※データには中用量製剤も含む。(海外データ)
*1) 日本産科婦人科学会編:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(1999)より抜粋・改変